初診時の診察時間の長さに注意しよう

初診は時間がかかるのが医療機関での共通点

どのような医療機関に行ったとしても、これまでかかったことがない患者はまったく情報がないために、まずはその人の現在の状況を把握することが欠かせません。
昨今は待っている間に問診票に記載し、その内容を看護師が確かめ、医師に伝えることで時間短縮を可能にしています。
そのため、たいていは問診票が用意されていますので、あらかじめ何を伝えたいかをまとめていくとスムーズです。
医師側としては、問診によってなぜ訪れたかという理由を知り、症状からある程度どのような状況なのかを推測します。
あとは面と向かって話を聞きながら、触診や視診、さらには検査といった過程を経て、疾病の特定に至ります。
そのため、初診時はどうしても診察時間が長くなるのが特徴です。
歯科医院を受診する場合も初診で時間がかかるのは同じで、問診や視診の他、ここが痛いと訴える場所はもちろん、口全体を映し出すパノラマと呼ばれるレントゲン撮影を行います。
痛いと訴える部分には何ら異常は見つからないけれど、パノラマを撮ってみたら痛みの理由が分かったということもしばしばだからです。

初診時にどの程度の時間を割いてくれるのか

歯科医院に限らず、予約制を取っているところでは、初診時では長い時間を必要とするため、別途枠を設けていることが多くなっています。
この時間をどのくらい割いてくれるているかが、よい医療機関かそうでないかの大きな判断材料となるでしょう。
歯科医院の場合は、歯だけだから短い時間でいいだろうと考えるかもしれませんが、歯の痛みはしばしば他の部分から生じることが多く、特に脳に近い部分にあることから、より慎重な見極めが求められます。
そのため、レントゲン撮影を行う時間から、レントゲン写真を見て判断する時間など、他の診療科に比べて短時間で済むというわけではありません。

結果が分かってから診察に至るまでにも時間が必要

調べた結果、虫歯や歯周病といった歯科医院における治療が可能と判断した場合は、その説明を行い、今後の治療方針をどうするかについて話し合う必要があります。
これらは医師でないとできないことですので、初診時に医師がどのくらいの時間を割いてくれるかや、質問をしたときに時間を気にするそぶりを見せずにしっかりと向き合ってくれるなら、信頼できる歯科医師及び歯科医院である可能性が高いと考えられます。
大半は電話での予約が必要ですので、初診の場合の診察時間はどのくらい取っていますかと聞いてみるといいでしょう。
返答次第で、歯科医院の比較検討も可能になります。

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