歯科医院で行っている意外なサービス
歯科医院というと、虫歯の治療から歯周病の治療まで、とにかく悪くなった歯を治すところというイメージを持っている人がほとんどでしょう。
実際のところは、予防歯科の普及に力を入れており、歯石の除去や着色汚れを落とすといった簡単な処置を定期的に行っているのですが、そのことを知らない人は大勢います。
悪いところが何もないのに、行く理由が分からないということで、それだけ歯科医院は具合が悪くなったら行くところというイメージが定着しているといえます。
けれど、実際には先に述べたように歯石をとるだけや、着色汚れを落とすだけでも訪れられる、気軽に行ける医療機関なのです。
歯科医院で行っている意外なこと
どこの歯科医院にもあるというわけではありませんが、ある歯科医院では歯茎のマッサージを行っています。
歯茎をマッサージすると、歯肉とよばれる歯を支える部分が引き締まりますので、歯がぐらついて抜けるのを阻止してくれます。
まずは歯科衛生士による歯のブラッシングが行われたのち、歯茎にジェルを塗ってマッサージを行います。
歯茎はとてもデリケートにできていて、力を与えすぎると傷めてしまうため、ジェルを使って滑りをよくしながら歯茎をマッサージするのが特徴です。
歯茎マッサージとは
歯茎のマッサージは、ジェルを塗って滑りをよくした状態で、指の腹を使って柔らかく刺激を与えていきます。
これによって歯茎が引き締まり、歯がぐらつくのを阻止してくれる上に、想像以上に気持ち良くてリラックスできるのは、緊張するのが当然の歯科医院ではまさに意外なことです。
歯茎から口の中の筋肉にまでマッサージは及び、口の中に筋肉があるということに、更なる意外性を感じます。
しかも、口の中とはいえ筋肉である以上、しっかりと凝っているのが現代人の特徴です。
顔の筋肉が凝っているのを知っている人は多いでしょうが、口の中にまでも筋肉があり、そのコリを歯科医院でほぐしてくれるとは、かなり意外なことだと思えるでしょう。
20分ほどの丁寧なマッサージ
口の中の筋肉が凝る主な原因は、知らないうちに起こっている食いしばりであることがほとんどです。
寝ているうちに歯を食いしばっている人はかなり多く、食いしばることで常に筋肉が緊張し、コリを生じます。
これをほぐしてくれるのが歯科医院の歯茎マッサージで、時間にすると20分ほどです。
まだまだ行っているところは少ないため、もっと広まってほしい歯科医院の意外な施術と言えます。